治療の進め方

矯正治療の中では、保護者の方の話だけでなく、お子様の話もよく聞いて本人のできることを確認しながら、装置を使用して治療を進めていきます。
長い治療になるので自分で使用できない装置や、どうしても嫌がる装置を無理に使用したりすることはせずに、お子様ご自身が自分のお口に興味を持つよう心がけた治療をおこなっていきます。
不正咬合の原因として、お子様の食生活や生活習慣も大きな原因の一つなので、原因を追求し、改善することも必要です。
歯並びが悪くなる原因となる悪習慣や病気、アレルギーなども考慮しながら治療を進めていきます。

小児矯正のメリット

• point1

  歯並びで見た目だけでなく、噛み合わせを良い状態に導いていきます。

• point2

  あごの成長を正しい形に促すことで、矯正時の抜歯の可能性を減らします。

• point3

  小児矯正時期に歯並びを改善する事で、永久歯が生え揃った後の本格矯正時に治療期間を短くすることができます。

• point4

  あごの成長をバランスよく保ち、お口元やお顔立ちなど見た目に配慮した治療結果が期待できます。

• point5

  骨が柔らかい時期に顎の成長にアプローチすることで、曲がりを抑え、バランスのとれた偏りの無いかみ合わせへと導きます。

• point6

  永久歯に生え変わる時期に、歯の傾きを放置してしまうと受け口になってしまう恐れもあります。骨の成長が終わってしまうと、手術を併用した矯正治療の可能性もでてきます。幼少期に矯正治療する事で、手術の可能性を減少させます。

• point7

  咬み合わせが原因の歯のすり減りや、あごへの負担を軽くし、顎関節症などのトラブルを軽減します。

• point8

  コンプレックスを軽減し、健全な心身の成長をサポートします。

時期と期間

初診に適した時期

お子様の歯並びの初めての相談は、6才ごろ(就学されるころ)、上顎の前歯の乳歯が永久歯に生え変わり始める時期までにはご相談いただけるのがベストです。特に、女の子は成長が早いため、早めに受診することをお勧めします。

矯正治療期間の目安

治療期間につきましては症例や年齢などで変化するため個人差がありますが、一般的に口の中に装置が入る期間は、全体的な治療では1年半～2年半程度、部分的な治療では、半年程度で終わるケースもあります。
歯を動かしたあとに、歯を保定する期間が1年～2年程必要です。カウンセリングや検査を行なったあとで患者様一人一人に合わせた詳細をお話しいたします。